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人生100年時代を過ごすライフプランの考え方。

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はじめに

慣れ親しんだ我が家で生涯を過ごすのか、自分の目の黒いうちに処分して、他の家を借りて住むのか。はたまた、誰かの力を借りないと生活に不安を覚えたら施設の入居を検討するのか。人は誰しも、「どこかに住んで」生活しています。

人生折り返し地点を過ぎたなと思ったら、「住まい」のことを考えてみましょう。

1 5人に1人は認知症?あなたは大丈夫?

人は誰しも自分だけは死ぬまで元気でいることを大前提に考えてしまいますが、

下記の統計をみるとどうやら、5人に1人は認知症になる可能性があるようです。

内閣府「平成29年度版高齢社会白書」

何故、最初にこの話をするかというと、

認知症と診断されると原則的に契約行為ができなくなるからです

売買契約はもちろんのこと、賃貸契約もできません。

生前に任意後見契約を結んで「自分自身の判断能力が落ちてきたら誰かの助けを借りる」

そういう契約のもとで色々な諸手続きができることもありますが、後見人をつければ、家が簡単に売れるわけではありません。

「もう施設に入って二度と家には戻らないから家を売りたい。」筆者はお子さんたちから相談を受けたりしますが、ご本人にしっかりとした判断能力がないと売買契約はできません。

とお話ししています。

→終の棲家探すなら60代までがお勧め。

2 70歳以上の年齢になって賃貸住宅を探すのはハードルが高い

筆者は延べ1000件以上の賃貸借契約書の締結にかかわってきていて、60歳以上のお客様の部屋探しも都内で多数お手伝いさせて頂きました。一般的に言われているのは、孤独死等のリスクを嫌煙する家主の理解が得られないために、「入居お断り」される傾向にあります。しかしながら、一定数理解がある家主もいらっしゃるのですが、そういうお部屋はそもそも築年数や設備が古い傾向にあり一般市場で不人気のことが多いように見受けられました。そう、建物も人間と同じで年数が経てば経つほど、「どこか具合が悪くなる」のは世の常。仮に70歳で入居ができたとしても、あと30年その建物は大丈夫そうでしょうか?

目先の家賃の安さに飛びついて引っ越したのはいいけれど、

「建て替えるので退去してください」と言われたらどうしますか?

80歳過ぎて荷物抱えて引越できますか?

3 頼れる家族がいない場合施設に入れない?

病院や介護施設に入院ないし入所する場合に「身元保証人」を求められるケースが一般的です。これは、施設側が「入所中に万が一の事故や死亡」が起きた場合、誰と未払い金の精算をするのかあらかじめ確認しておくことだったり、延命治療の希望の有無をご家族へ意思確認するためだったりの理由が一般的です。

仮に、「遠方に住んでいる子供に迷惑をかけたくない」「頼れる家族がいない」場合はどうしますか?これも、生前に自らの意思で「身元保証会社」との契約等を行っていれば、万が一の際、緊急連絡人としての役割は果たしてくれると思います。または、友人や知人にお願いすることも可能だとは思いますが、日本の現行の法律は、「家族でないと本人の代わりにできない」のが原則になっているので、家族の大切なことには、何か生前に約束事を結んでおかないと、他人は口も手もだせません。人は決して自分の後始末を自分でやって死ぬわけにはいきませんので、終の棲家と後片付けはセットで考えておきたいものです。

4 お近くの相続診断士へご相談ください

持ち家がいいとか・賃貸がいいとかはご家族の状況によりますので、一概には言えません。持ち家は持ち家の良さがありますし、賃貸には賃貸の気楽さがあります。筆者が最近感じるのは、核家族化が進んだことによりお子さんたちと別世帯で暮らしているので、「自分の家は自分で始末しておきたい」というニーズがある反面、引っ越し先を見つけるのに苦労するケースが一般的です。夫婦どちらかが先に亡くなって、どちらかが子供の世帯と一緒に暮らすというお話しもたくさん聞きますが、生活習慣などの違いから同居したものの落ち着ついて生活できないと嘆いていらっしゃる声を見聞きもします。

自分が100歳までどこでどのように生活をしていきたいのか、まずは、エンディングノート等を用いて人生の棚卸をしつつ、将来のことを考えてみてはいかがでしょうか?

不動産相続や終活のことなら喜んでご相談承っておりますので、お気軽にご連絡ください。

→50代からの終活は早すぎません!

筆者プロフィール

お金と不動産相続のコンサルタント

稲場 晃美(いなば てるみ)

ひとりひとりの気持ちに寄り添い、大切な資産を100年先まで承継するお手伝いをします。

経営理念「すまいと想いのバトンを繋ぎ、みんなの笑顔を100年先へ」

【保有資格】

宅地建物取引士

住宅ローンアドバイザー

2級ファイナンシャルプランニング技能士(国家資格)

相続診断士 笑顔相続道正会員

【問い合わせ先】

笑顔相続サロンⓇ上越妙高 

HP https://happy-ending.info

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この記事を書いた人

稲場 晃美のアバター 稲場 晃美 代表取締役

お金と不動産相続の専門家「稲場晃美」です。弊社は開業以来、親御様から引き継いだ「土地や建物」を丁寧に売却するお手伝いをしております。事業承継にお困りのアパートオーナー様のお悩み相談等も承りますので、まずはお気軽にwebでお申込みください。上越や新潟県内の不動産についてご相談頂きますが、お客様は全国からお問合せあります。

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